
gicipiと私のストーリー Vol.4 小林 文(editor)
心地よい肌触りや無駄のない美しいシルエットが特徴のgicipi ___
実際に愛用いただいている方の生の声やコーディネートを取材し、不定期更新でお届け致します
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―Vol.4 “ラク”で終わらない、大人のカットソーワンピース&半袖Tシャツ
「ブンさんってクルーネックのイメージですよね〜」と言われることが多々あります。はい、クルーネック、とっても好きです。最近はVネックも好きになってきましたが、やはりクルーネックを着ている方が圧倒的に多いです。
そんなに着慣れているのならばもう寝ていても選べるかというと、そんなことはまったくありません。いつだって真剣。クルーネックは、開き具合や全体のシルエット次第では途端に“部屋着”っぽく見えてしまうアイテムですから。
今回のgicipiのカットソーも2021SSの展示会にお邪魔した際、もう穴が開くくらいじろじろ見ました。
1. AMETISTA

ワンピース【AMETISTA】(アメティスタ)/¥10,780(税込)
実は私、カットソーワンピースってあまりもっていないんです。ラクであることは魅力的なのですが、ラクに見えすぎるのは避けたくて。
そんな私が「おおお!」と目を見開いたのがこちら。シルエットも素材も“きれいめ”なんです。
まず素材。さらりと落ちるコットンで、ほのかなツヤ感があるのが特徴です。長袖ですが、肌離れがよく暑苦しさがないので、夏まで活躍してくれること間違いなし。紫外線やエアコン対策にもなるから、夏の長袖って使えるんですよね。
デザインは体のラインを拾わない直線的なシルエット。タイトだと落ち着かないし、大きすぎると“ラクしている感”が一気に強くなってしまうけれど、その間の絶妙なバランス。計算されていて素晴らしい!
キュッと詰まったクルーネック、リブで切り替えた袖口、左側だけ深く入った裾のスリットがアクセント。部屋着にしておくのはもったいない、大人のカットソーワンピースです。
私が着ているのはチャコールグレー寄りのカーキ。ベージュ小物など、ドライな配色で着こなしたい辛口カラーです。
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2. RUBINO

Tシャツ【RUBINO】(ルビーノ)/¥5,280(税込)
続いて夏の必需品、白Tシャツ。これもまた簡単そうに見えて、大人にとっては吟味が必要なアイテムです。
クルーネック好きの私ですが、夏のTシャツに関してはここ数年少し距離を置いていました。理由は、クルーネック×カットソー素材×白・・・この掛け算ってどうしてもラフな雰囲気になってしまうから。大人になるにつれて、ラフをものをラフに着ると一気に老け込む。それは避けたいわけです。
では、白Tシャツから遠ざかっている数年、何で代用していたか。それは、五分袖ニットです。夏のニットって、Tシャツよりもきちんと感を演出できるので便利なんですよね。
白Tシャツでもきちんと感があれば、もちろん白Tも着たい。ボトムによってニットより白Tのほうが似合うものもありますし。そんなことを思いながら探している矢先、gicipiで発見。

首のカーブにギュッと沿うクルーネックで、しっかり太めにリブの部分をとっている。この仕様によってまず輪郭が定まって“きちんと”感が漂います。肩が落ちていてややゆったりシルエット。ひじまで届く五分袖というのもカジュアル感を抑えられる。
それと素材。コットン100%なのだけれど、上のワンピースのものとはまた違い、肉感がある。ただとってもソフトで、どこかニットのような風合い。まさに、サマーニット好きな私が求めていた白Tシャツです。
黒パンツやスクエアバッグに合わせて、クリーンな夏スタイルに。無駄な余白がないキリッとしたクルーネックだからこそ、ネックレス合わせも楽しめます。
大人の体に似合うクルーネック、必見です♡
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【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。